東京クラリネットフィルハーモニーとは

 東京クラリネットフィルハーモニー(TCP)は、クラリネットの響きに魅了された東京藝術大学出身の演奏家たちが故千葉国夫、海鋒正毅のもと、5年間の研鑽期間を経て1980年に合奏団として結成されました。定期演奏会を軸に各種演奏会、また毎年夏には山形蔵王に於いて海外からも一流の演奏家を迎え、中学生から大学生そしてアマチュア一般を対象とした講座やコンサートを中心にサマーキャンプを開催しています。2015年3月には滋賀県大津市にて初めての関西公演、9月には軽井沢大賀ホールでの演奏会を開催するなど活動の範囲を広めています。また、海外においてもベルギー、アメリカ、スウェーデン、イタリアにおいて開催された国際クラリネットフェスティバルに日本代表として参加をし、大好評を得ました。また、ドイツ・シュトゥットガルトでは過去2回の演奏会を開催し、市民から熱烈な歓迎を受けました。

 レパートリーはクラリネット合奏オリジナル作品にとどまらず、弦楽合奏曲を中心にピアノ、オルガン、オペラ、声楽曲など広範囲に及び、TCPを通して同族楽器による演奏表現の幅が広げられた作品は数多くあります。

総合ディレクター・指揮:海鋒 正毅

1966年、東京藝術大学音楽学部器楽科クラリネット専攻卒業。第33回日本音楽コンクール第2位受賞。1970年アメリカ留学より帰国後、演奏活動の他、東京藝術大学、千葉大学、群馬大学、洗足学園音楽大学で後進の指導に当たる。現在、東京クラリネットフィルハーモニー指揮者。